『気分の落ち込み』病院受診を考えた方が良い特徴とは?
気分の落ち込みの多くはその原因が改善されたり時間が経つことで改善することも多いですが、時に病院を受診した方が良い状態となることもあります。今回はどういった状態になったら病院受診を考えた方が良いのか。そのポイントについて解説します。
受診を考えるポイントは2つ
〇ほとんど1日中気持ちが落ち込んでいる状態が2週間以上続いている。
〇普段楽しめていたことが楽しめない状態が2週間以上続いている。
受診を考えるポイントはこの2つ。いずれかを満たしていれば、受診を考えた方が良い状態です。
その理由
なぜこの2つがポイントなのか。
その理由は、これらのいずれかを満たした場合「うつ病」の可能性が高いからです。
「うつ病」の場合、原因の改善や時間経過だけではなかなか気分の落ち込みから脱却できません。これは脳の働きに不具合をきたしているためです。その不具合を改善させるための投薬治療が有効なことが多く、一人で悩み続けるよりもまずは受診を考えた方が賢明です。
薬の治療に抵抗を覚える方も多いと思うけど、起こり得る副作用を知り、適切に使用出来れば怖い薬じゃないよ。
抗うつ薬の特徴や副作用、その対策についてはこちらの記事で解説しています。是非読んでみてください。
ポイントを満たさないけど、受診しても良い?
もちろん受診してもらって大丈夫です。そこで治療が必要な状態か判断してもらうことは可能です。
ただ注意が必要なのは、病気かどうかの判断は専門医でも難しいことがあり、試しに薬が処方され、その後なかなか状態が改善しないために薬の種類や量がどんどん増えていくということが起こり得る点です。
気がかりな場合は、主治医にその懸念を伝えてみることを勧めます。あなたのことをちゃんと診てくれる主治医であれば、あなたの話に耳を傾け、主治医の考えを丁寧に説明してくれるでしょう。ただ医者には尖った人も少なくはありません。もしあなたの話を遮り一方的に指示してくるような主治医だった場合、残念ながら別の医師を探すか別記事で紹介している『自身で出来る対策』を取り入れることも検討してみてください。
病気じゃなくても有効な精神療法という治療法もあるけど、
残念ながら十分な精神療法を提供できる病院は少ないんだ。
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